初めて展示をした話

はじめに

 初めて展示をしてきたのでどんな事があったのかをまとめます。

・参加したイベント

 xR Tech Tokyo #18 @ ソフトバンクに応募しました。

 今回私が展示した物は 「ピアノモーションシステム」です。

 場所は汐留にあるソフトバンクさんの会議室を使用していました。ソフトバンクさん、会場提供ありがとうございます!

・展示物の概要

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ピアノモーションシステム

 1分で展示物の宣伝ができる発表があったので、上の1枚スライドで簡単に宣伝をしました。

 パワーポイントのデザインアイディアで良い感じのデザインを引っ張ってきました。デザインアイディア便利。

xR Tech Tokyo #18

・当日まで

荷造り

 Vive等々の清掃から始めた。VR機器は顔につくのでマスクも新品を持って行ったし殺菌消毒用道具も持って行った。

 いい感じのキャリーケースがあったのでViveは箱ごと持っていく事が出来た。

 とはいえノートPCも一緒に入れたかったので、一回り大きいとより良かったかも。

 これにPCと小物を積んだリュックを合わせて荷造り完了。

・当日

設営

 11:10頃に到着、展示設営が終わったのが11:40頃。

 VR機器(Vive)を刺してMidiキーボードを刺して、いざデモ開始!

問題発生

 ん?Midiキーボードを抜くと画面が一瞬真っ暗になるときがあるぞ?

 ん?画面が急に白黒になったぞ?

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ブルースクリーン

嘘でしょ!?ちょっと???

 この時イベント開始11分前。

 デスクトップでは一度も起こった事のない現象でした。

原因究明

 ドライバ系の問題かと思いSteamVRを入れなおしたり、Midiキーボードのドライバを入れな押している間に12時の開会となる。

 とりあえず開会とセッションに出席、休憩時間に展示物を見に行って色々試してみる。どうもVR機器を起動しながらMidiキーボードを使っていると挙動が怪しくなる模様。

対策

 とりあえずVR機器とMidiキーボードを同時に使用しないことにして、VRMidiキーボードのデモを別々にしてできる範囲でやることにしました。結果として展示中は一度も落ちませんでした。

 また、とりあえず応急処置をしてキーボードである程度操作できるようにしました。

 ただ、EXE出力はしませんでした。小回りが利かないと思ったので展示は素のUnityのプロジェクト状態ですることにしました。

 実際デモ中にシーンビューどころかインスペクターからプロジェクト、アニメーションウィンドウまでガンガン触りました。

 結果的には展示物の仕組みやアニメーション生成手順を具体的に見せることが出来たので、下手をすれば予定していた展示物より関心を引けたのではないかと思います。複雑な心境ですが。

展示時間

 15:20~17:30の約2時間が展示の時間でした。

15:20~ 

 早速自分の展示場所へ向かって準備。準備が終わったころ丁度何人か来てくれたのでMidiファイルからアニメーションカーブまで、ほぼ全部の説明をした。大体一グループ4、5人で説明と質疑応答と交流で10分位を1セットとしていた。

 「質問がないと言う事は自分の説明が悪く相手に理解されていないからだ」という心持ちで説明をしていたので、質問が沢山来て本当に良かった。

 また、11月末に行ったYokohama.UnityでのLTスライドを参考資料として使うことが出来た。LT用だったけど用意していてよかった!

 実際のデモ展示の様子はこちら!ドコカノうさぎさんの撮影してもらいました!私のは下のです!

16:30~

 1時間くらいほぼずっとにデモの説明を続けてここで初めて人が捌ける。PCに一時退席中という文字を出してメインホールでピザと飲み物をもらった後「ドコカノうさぎ」さんの展示を見に行った。

16:45~

 自分の展示の前に人がいたので展示に戻る。

 私の展示に興味がある人を待たせるなぞ出来ぬ!!!

 そのまま最後まで人が絶えなかった。ありがたや。  

17:40~

  片付けのため、展示を終了し撤収準備。荷物が多いので18:00頃までかかった。

イベント終了後

18:00~

 全員には出来なかったが、XRKaigiで会った人や他イベントで知り合った方々に挨拶をしに行きました。もっと早いタイミングで挨拶したかったのですが、1人展示だとこの時間しか空いていませんでした。  

18:20

 解散後、6人で2次会へ。

 来年から社会人なのでIT業界について聞きました。色々と刺激的なお話を聞く事が出来ました。

 私は楽しく生きる!!! 

・感想

 初展示と言う事でデモの部分はかなり時間を使って用意しようと思ったが、結局VRMidiキーボードの相性(多分)で想定通りの展示はできなかった。とはいえUnityプロジェクトごとの展示に切り替えたことでより深い説明をすることが出来た部分もあった。

 展示、懇親会では社会人の方以外にも多くの学生が見に来た。展示に来てくれた学生皆に言える事がある。「みんな強い」。学部生でも知識あるしちゃんと将来を見据えていた。インターン等にも積極的だった。XRの未来は明るい!!!

 展示物を見た人の意見を聞いてみるとMidiキーボードでリアルタイムにモデルが動くことに興味が引かれたが、ピアノモーションの自動生成も予想以上に反応を貰う事が出来た。

 展示物全体に言えることがが、私が思っていた以上に反応を貰えた。これは非常に、本当に嬉しかった。

・振り返り

 初展示と言う事で色々あったがいい経験になった。

 ピアノのリアルタイム演奏の際、運指推論の時間分ディレイをかけるというのは予想以上に大きなデメリットに思えた。完全なリアルタイムの実現へ舵を切ることにしたためLeapMotionを買った。Amazon CAPTCHA

 初めての展示と言う事で物品等の準備は念入りにしていたので足りなくて困った物や致命的なものはなかった(あったほうがよかったものはあった)。

 展示物の方は正常に展示できなかったため、準備不足と言わざるを得ない。次回はしっかりと宣言したものを宣言した通りに動かす展示していきたい。

良かった点

・展示デモの後、お客さんが質問をしてくれた!

・名前と顔を覚えて貰えた!

・方向性を修正する事が出来た!

・展示の経験!

反省点

・1分宣伝の口上をしっかり詰めていなかった。

・養生テープが欲しかった。

・待ってる人向けにビラを用意しておくと良かった。

・長期稼働の事前テストをしていなかったため、VR機器(VIve)を十分に使うことが出来なかった。

VR機器(VIve)の運搬コストが予想以上に高かった。ベースステーションが必要なVIveを今後も屋外で使うのはあまり気が進まなくなった。

・途中で説明が行ったり来たりした場面があった。順序に沿って説明をする練習をするべきだった。

・実行中に毎回マウスを使ってカメラを移動させていたのた、カメラ位置を事前に設定しておくべきだった。

・最後に

 xRTechTokyo#18に参加した全ての人に感謝を込めて。

 ありがとうございました。